コラム

インフルエンザ予防接種

秋が深まり、空気が乾燥して気温が下がるにつれて、インフルエンザが流行する季節が近づいてきました。

過去2シーズンは新型コロナウイルス感染症との同時流行が危惧されたものの、マスクや手洗いが徹底されたこともあって、季節性インフルエンザの感染数は抑えられています。
しかし、今期は大流行との予測も出ているようです。流行拡大を懸念する背景には、南半球の感染状況があるようです。

 

なぜ、オーストラリアでインフルエンザが流行しているのか?

  • インフルエンザの自然免疫の減少
  • インフルエンザワクチンの接種率の低下
  • 新型コロナの感染予防対策の緩和

上記原因はオーストラリアだけではなく、日本でもワクチン接種率以外は同様の条件が重なっており十分流行に注意しなければなりません。また、オーストラリアで多かったA香港型は、入院などの重症化率も増加するので、特に警戒が必要です。

予防接種の重要性

「予防接種を受けたのにインフルエンザに感染したことがある。」という方もいるかもしれません。

インフルエンザワクチンは感染を全て抑制できませんが「重症化の予防」の役割を特に発揮するとされています。

厚生労働省によれば、「65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者の45%の発病を阻止し、80%程度の死亡を阻止した」という研究結果もあるようです。

また若く健康な方であっても、「インフルエンザ脳症」という合併症を引きおこす可能性もあります。

インフルエンザ脳症になると、最悪の場合死に至ることもあるため、若いからと油断してはいけません。

接種開始

当院でもインフルエンザワクチン接種を行っております。

下記時間帯で実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

  • 2022年10月1日(土)より ※完全予約制

  受付時間 月曜日~金曜日 11:30・15:30 / 土曜日 11:30

         ※毎月第一土曜日はレディースDayの為、女性のご予約のみとさせていただきます。

 

これまで行ってきたマスクの着用、手洗い、うがい、三密の回避や換気、咳エチケットなどの新型コロナ対策は、インフルエンザの予防にも有効です。

適度な湿度保持(50~60%)、十分な休養と栄養摂取なども継続して、新型コロナもインフルエンザも防げる

生活習慣を続けていきましょう。